AGENTS.mdでClaude CodeとCodexの説明書は共有できる?

「AGENTS.md 説明書は共有できる?」の題と「共有はできた」の文字。1枚の AGENTS.md を Claude Code と Codex の2体のロボットが一緒に読み、白衣の研究員が「でも使う場面は限られていた」と話すイラスト。

フォルダごとの説明書なら、共有できました。2026年9月23日の私のテスト環境では、フォルダに置いた1枚のAGENTS.md(AIに渡すフォルダの説明書)を、Claude CodeとCodexの両方が読んでいます。ただ、私の環境では共有して助かる場面は限られていました。CLAUDE.mdと一緒に置いて何もつながないと共有されない、という落とし穴もあります。CLAUDE.mdを1つは置いている人に向けた記録です。

CLAUDE.mdそのものについては、CLAUDE.mdとは?未経験40代がAIに毎回同じ説明をしなくて済んだ話をどうぞ。

  • Claude Codeは版2.1.277から、CLAUDE.mdが無いフォルダではAGENTS.mdを説明書として読む(公式の説明)
  • 同じAGENTS.mdをCodexも読むので、フォルダごとの説明書は1枚で共有できた
  • 自分に関係あるかは、フォルダにCLAUDE.mdとAGENTS.mdのどちらがあるかで分かる
  • 私の環境では困っていなかったので、使う場面は限られていた。使えそうなのは、お客さんに納品するLPやアプリ

私は作業のメインをClaude Codeにして、Codex(OpenAIのAI。同じくパソコンのフォルダの中で作業します)には検品と相談、画像づくりを任せています。説明書も、それぞれ用に1本ずつ。それで困っていたわけではありません。毎朝Claude Codeに集めさせている情報の中に、Claude CodeがAGENTS.mdに対応したという話があり、私の作業環境に照らし合わせたことが始まりです。

目次

Claude CodeがAGENTS.mdを読むようになった

AGENTS.mdも、フォルダの説明書

AGENTS.mdは、AIに「このフォルダではこう動いてほしい」と伝えるファイルです。役割はCLAUDE.mdと同じで、Codexなどの別のAIが読む名前として使われてきました。AGENTS.mdの公式サイトには、CursorやGemini CLIなど20を超えるツールが対応として載っていますが、私が試したのはCodexだけです(9月23日時点)。

CLAUDE.mdが無いフォルダだけで読む

Claude Codeは2.1.277の更新で、AGENTS.mdに対応しました(公式の更新履歴)。公式の説明によると、初期設定では、作業フォルダかその上の階層にCLAUDE.md(CLAUDE.local.mdなど仲間のファイルも含む)が無いときだけ、AGENTS.mdを読みます。CLAUDE.mdがあれば、読むのはCLAUDE.mdだけです。

公式の注意書きでは、対応版を入れて最初に開いたセッション(Claude Codeとの1回分の会話)では、まだ読まれません。

影響があるかは、フォルダの中で決まる

フォルダの中身4パターンごとに、Claude CodeとCodexがどの説明書を読むかを矢印で示した図
フォルダにあるファイルと、2つのAIが読む説明書(タップで拡大)

まずCLAUDE.mdとAGENTS.mdを探す

よく使うフォルダを開くと、組み合わせは次の4つのどれかです(Claude Codeはその上のフォルダまで探します)。

フォルダにあるもの Claude Codeが読む Codexが読む 作業
CLAUDE.mdだけ CLAUDE.md なし 要らない
AGENTS.mdだけ AGENTS.md(更新で読むようになった) AGENTS.md 中身を一度見る
両方ある CLAUDE.mdだけ AGENTS.mdだけ 共有したいなら、つなぐ
どちらも無い なし なし 要らない

@AGENTS.mdと書けば両方読める

CLAUDE.mdの1行目に@AGENTS.mdと書くと、CLAUDE.mdがAGENTS.mdの中身を取り込みます(@import=別のファイルを読み込む書き方)。公式の説明では、この形ならAGENTS.mdが二重に読まれることはありません。

私のLP(1枚の宣伝用Webページ)制作用のフォルダはもともとこの形で、記録でもAGENTS.mdは1回だけ読み込まれていました。

今あるCLAUDE.mdは、すぐに消さないでください。消す前に、同じ内容がAGENTS.mdに入っているかを確かめます。

CLAUDE.mdを分けて整理する方法はCLAUDE.mdが426行に膨らんだら|AIがルールを守らない時の「分ける」整理術へ。

~/.claude/CLAUDE.mdは数えない

~/.claude/CLAUDE.md(~は自分のユーザーフォルダ)は、どのフォルダでも読まれる全フォルダ共通の説明書です。公式の説明では、これは「CLAUDE.mdがある」に数えず、フォルダのAGENTS.mdは読まれます。

ただし、全フォルダ共通の説明書までは、自動では共有されません。私の場合、Claude Code用の~/.claude/CLAUDE.mdとCodex用の~/.codex/AGENTS.mdの2本で、後者はClaude Codeが説明書を探す場所(作業フォルダとその上の階層)の外にあり、記録でも読み込み一覧に入っていません。Codexの側も、~/.claude/CLAUDE.mdは読んでいませんでした。

AGENTS.mdは、ちゃんと読まれていた

ここからは私の環境での記録で、どれも画面を開かずに質問を送って答えだけ受け取る方法(非対話の実行)です。

1行だけのAGENTS.mdで試した

最初に確かめたのは、私のメインの作業フォルダでした。CLAUDE.mdは無く、「## Imported Claude Cowork project instructions」の1行だけのAGENTS.mdが置いてあります。作った覚えのないファイルで、作成日は2026年5月12日。設定は既定のまま、9月21日に2.1.224から2.1.278へ更新して動かしました。読まれたかどうかは、このあと記録で確かめています。

合言葉で2つのAIに聞いてみた

使ったのはターミナル版(黒い画面で文字を打って使う版)のClaude Code 2.1.280です。Claude Codeはファイルを開く機能を外し、CodexはClaude Codeから呼び出す形(MCP=AIに別の道具をつなぐ仕組み)で、「ファイルを開かない」と質問文で縛りました。自分でファイルを読みに行かせず、説明書として読み込まれた分だけで答えさせる狙いです。

Claude Codeにテスト用のフォルダを作ってもらい、AGENTS.mdに見出しと「合言葉は『みかん箱の青いペン』です。」の2行だけを書いてもらいました。2つのAIに送った質問は、次の文です。

このフォルダ用の指示ファイルに書かれている『合言葉』を、書いてある通りにそのまま答えてください。指示の中に合言葉が見当たらなければ『なし』とだけ答えてください。ファイルを開いたり探したりはしないでください。

フォルダの中身を4通りに変えて聞くと、答えはこう分かれました(後の2通りは「全部」答えるよう頼みました)。

フォルダの中身 Claude Codeの答え Codexの答え
AGENTS.mdなし(比べる用) なし なし
AGENTS.mdだけ みかん箱の青いペン みかん箱の青いペン
CLAUDE.mdとAGENTS.md(つながない) CLAUDE.mdの合言葉だけ AGENTS.mdの合言葉だけ
CLAUDE.mdに@AGENTS.mdの1行 みかん箱の青いペン みかん箱の青いペン

Claude Codeには各2回、Codexには各1回聞いています。

指示に従うかも見ました。AGENTS.mdに「返事のいちばん最後の行に『— みかん箱より』とだけ書く」という指示を入れて、1たす1を数字だけで答えるよう聞くと、両方が「2」の下にその一言を付けています。試したのは、短い指示1つです。

記録には「AGENTS.md loaded」と残った

答えが合っただけでは、たまたまの可能性が残ります。1行だけのAGENTS.mdのフォルダ(9月21日・2.1.278)では、デバッグログ(Claude Codeの動きを細かく残す記録)に次の行がありました。

[DEBUG] [agents-md] $.ui.log: no CLAUDE.md found; AGENTS.md loaded: /Users/(ユーザー名)/Documents/Claude/Projects/翻訳フリーランス/AGENTS.md

「CLAUDE.mdが見つからないので、AGENTS.mdを読み込んだ」という意味です。セッション記録(会話ごとに残るファイル)の読み込み一覧にも、全フォルダ共通のCLAUDE.mdとこのAGENTS.mdの2本が並んでいました。Codexも、渡された指示の中にテスト用AGENTS.mdの2行がそのまま入っています。この機能は、私の環境では有効でした。

2.1.278の4画面には出なかった

画面でも確かめようと、ターミナル版2.1.278で同じメインの作業フォルダを開き、4か所を見ています。条件は、起動した直後で、まだ何も送っていない状態。上の「読まれていた」記録とは、別に起動したものです。

起動直後は4か所とも出なかった

Claude Code 2.1.278の起動画面。AGENTS.mdの表示はない
ターミナル版2.1.278の起動画面

/config(設定の画面)で「instructions」と検索すると、「No settings match “instructions”」=当てはまる設定なし、と出ました。

/configでinstructionsを検索し、当てはまる設定なしと出た画面
/configの検索結果(画面上部の通知は切り抜いています)

/context(今読み込んでいる中身の内訳)では、説明書の欄が「Memory files 1 file」。全フォルダ共通のCLAUDE.mdの1本だけでした。

/contextのMemory filesが1 fileと出た画面
/contextの内訳(画面下部の利用枠の表示は切り抜いています)

/memory(説明書の一覧)には「Project instructions Saved in ./CLAUDE.md」の行。このフォルダにCLAUDE.mdは置いていませんが、画面の文言はこうでした。この行は選んでいません。

/memoryの一覧に、Project instructions Saved in ./CLAUDE.mdと出た画面
/memoryの一覧

起動した直後に4か所を見ても、読まれたかどうかは判断できませんでした。

公式では、2.1.280から/memoryに出る

公式の説明(9月23日時点)には、2.1.280より前は、読み込んだAGENTS.mdを/memoryと/contextが一覧に出さなかった、とあります。

9月23日、2.1.280になったデスクトップ版(Claudeのアプリの中で使う版)で、同じ作業フォルダの/contextを開くと、最初は「コンテキストウィンドウ」の1行だけです。

デスクトップ版2.1.280の/context。最初はコンテキストウィンドウの1行だけ
デスクトップ版の/context(開く前・通知は隠しています)

右端の「>」で開き、さらに「メモリファイル」の行を開くと、2行目にAGENTS.mdが出ました。同じセッションの記録にも、同じAGENTS.mdが載っています。

メモリファイルの行を開くと、2行目にAGENTS.mdが出た画面
「メモリファイル」を開いた画面(ユーザー名は隠しています)

ただし、これはターミナル版とデスクトップ版の比較で、版の違いだけで表示が変わったとは言えません。確かなのは、画面に出ないことだけで「読まれていない」とは決められない、ということです。

公式で確かめ直した別の例は話題の”Claude Code最強構成”を裏取り|元ネタは公式ブログだったへ。

読まれたかを確かめる方法

手軽なのは、Claude Codeに丸ごと任せる方法です。私は「そもそも共有される?どんなテスト結果だった?」と聞いて、やり方を選んだだけ。テスト用フォルダ作り、2つのAIへの質問、記録の照合まではClaude Codeが進め、ログは自分では読んでいません。

Claude Codeに任せる場合の前提

  • 使う道具:Claude Code(Codexでも確かめるなら、Claude CodeからCodexを呼べるようにつないでおく)
  • 設定:変えなくてよい(私は既定のまま)
  • 自分でやること:聞くことと、試し方を選ぶこと(合言葉もClaude Codeが用意する)
  • 自分の目で見る場所:別のセッションで聞いた答えと、記録にAGENTS.mdが載っているかをClaude Codeに示してもらう

自分の目で確かめたい人は、まず版を見ます。ターミナル版ならclaude --versionです。私の環境でも、9月21日はデスクトップ版がまだ2.1.275(対応前)で、2.1.280に追いついたのは9月23日でした。ニュースで対応を知っても、使っているアプリにはまだ届いていないことがあります(更新で動きが変わった例はAIにどこまで任せる?ファイル削除の報告から考えた「必ず一度止める」線引き)。デスクトップ版なら、/contextを開いて「メモリファイル」の行を開き、AGENTS.mdが並んでいるかを見ます。私はこれで確かめました(デスクトップ版では/memoryが入力候補に出ませんでした)。ターミナル版は公式の案内に従い、2.1.280以上なら/memoryの一覧でAGENTS.mdの場所を探し、それより前ならClaude Codeに「プロジェクトの指示に何が書いてあるか」と聞きます(私は未試行)。

Claude CodeとCodexを組み合わせる例はClaude Code×3つのAI連携|プログラミング未経験のLP制作へ。

共有はできた。でも私の環境で使う場面は限られていた

試したあとも変わらなかったのは、私の環境では共有しなくても困っていなかった点。

困らなかった理由は2つ

1つ目は、全部のフォルダで使う説明書を、わざと別々にしていることです。役割が違うので、同じ説明書を読ませる必要がそもそもありません。

2つ目は、Codexに頼むときは、必要なルールをClaude Codeが依頼文に書いて渡していることです。フォルダの説明書で伝えなくても足りていました。

使えそうなのは、納品するLPやアプリ

使えそうだと考えているのは、お客さんに納品するLPやアプリです。公式サイトで対応とされているAIなら、「ここは触らない」「本番の設定はこう」といった注意書きが同じように伝わる見込みがあります。

あとからCLAUDE.mdを置くと読まれない

AGENTS.mdがあるフォルダに、あとからCLAUDE.mdを置くと、Claude CodeはAGENTS.mdを読まなくなります。CLAUDE.mdを足すなら、中に@AGENTS.mdの1行を入れておくと安心。

困っていないなら、何もしなくて大丈夫だと感じています。明日やることは、よく使うフォルダ(とその上のフォルダ)にCLAUDE.mdとAGENTS.mdのどちらがあるかを見ておくことだけです。

これからClaude Codeを始める人は、Claude Codeは未経験には難しい?始める前に不安だった3つの壁と、越えた今の答えもあわせてどうぞ。

次に読むなら、この順番で

ブログもClaude Codeも初めての方向けに、読む順番をSTEP0〜5に分けてトップページにまとめました。どこから手を付けるか迷ったときの地図として使ってください。

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この記事を書いた人

シン|shinlabo

配送業40代・プログラミング未経験。
2026年4月にClaude Code(AIアシスタント)に出会い、
ChatGPTと併用しながら副業ブログを運営しています。

AIに聞きながら、詰まり方と抜け道を発信しています。

🐦 X:@shinlabo_ai
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